2025年4月26日（土）　熊本のHSR九州さんで貸切のドライビングスクールを行いました

今回の司会進行のインストラクターは

いつも悪いドライビングの例を実演していただく、やんちゃな運転が得意？な　Aインストラクター

いつものSインストラクターは若手の教育係として後ろで静観

時間になりましたので、スクール開始、参加の皆様に本日の目標などを一言頂きながら、自己紹介していただきます

時間割はこんな感じ

注意事項などの説明の後、軽く座学

その後コースへ移動。いつも集合写真は最後に撮影するのですが、みなさん疲れて、楽しそうな顔にみえないため実技開始前に撮りました

実技の初めはシートポジションのお話し。お店を経営している僕の立場では商売的に純正シートはバケットシートに交換しましょう！！とお話しするべきなのでしょうが、実は違います。正しく座る、正しくペダル、ステアリングを操作する。人間工学的なとらえ方を少しでも理解してポジションをとり操作をすると、シートポジションの本当の意味での大切さを知る事になります。ノーマルのシートでも正しく座り、操作をすると、みなさんが思っているよりも身体が固定され動かない事を知る事が出来ます。その事実を知っている方、理解している方がバケットシートに座ると、よりバケットシートの良さを引き出して車両のコントロールが出来るようになります。その為にもまずは純正のシートで正しいポジションで正しく座れる事がとても大切になってきます

ポジションのお話の後は実際に車を動かして頂いて、急制動、信号を使った空走距離を体験。その後はスキッドコースでの回避等を練習していただきますが、僕も参加していたため写真はありません

午前の部は終了し、お昼ごはん休憩

午後からは午前中に習ったブレーキング→コーナリング→加速の応用走行と言う事でパイロンでコースを作って走っていただきます。今回は若さ溢れるAインストラクター作成のコースと言う事で定常円旋回が3つ連続するコースレイアウトとなっていました。最後の1つは明らかに弧の半径を小さくしてありましたが、1個目より2個目が本当に少しだけ小さくしてあり、最初の円の勢いで2個目に飛び込むとアンダーが出て回れなくなる様にしてあり、人間の心理をついているレイアウトとなっていました。また元気な若い方の作成したコースらしく体力的にかなりきつい感じのコースで、おじさんの僕は一生懸命走ると、途中で人間がばててしまう様なコースでした。その証拠に今回のコースは残りの走行時間1時間を残して誰も走行しなくなりました

スクール常連の方は外からみていて明らかに荷重のかけ方、乗せかたがスムーズです。クルマ＆タイヤの限界付近でのコントロールに慣れてきている感じがします。また初めて参加の方は今まで考えた事の無いような事を考えて運転をし始めますので、上手に出来ないにしても、その事を知る事が出来た事はとっても大きな収穫だろうと思います。またスクール常連のお客様でもインストラクターに横に乗っていただいて指摘を受けた事で、今まで気が付かなかった新たな発見があり、試してみたら、ビックリするくらい速くなったと感想を伝えてくださった方もいらっしゃいました

教室に戻りまして、終了のミーティング。みなさん疲れたと言いながらも、楽しんでいただけました。休憩している際にSインストラクターとお話ししていたのですが、ドライビングスクールって身体を使って運転の練習をしていますが、結局鍛えられているのって頭の中だと思うんですとお伝えした所、大きくうなずいていただき、そこなんですよ！とお返事いただきました。今まで何年もスクールを開催し、自分でも参加していますが、僕も含め誰でもそうだと思うのですが、クルマの動かし方は自動車学校で習いますが、前に効率よく、その先にある速く走らせる事って習ったことがないと思います。ドライビングの知識を増やし、なんとなくでもいいので理想とする形を頭の中にイメージし、そのイメージに向かってドライビングを練習する、ツァオバークラフトの貸し切りドライビングスクールはそんな場となっています。今まで習ったことがないので、出来なくて当たり前ですし、知らなくて当たり前です。一度聞いてすぐドライビングに反映できればそれが理想ではありますが、出来なくても知っている事はとても大切だと感じますし、知ったことをイメージし、それに向かって繰り返し練習をする事には大きな意味があると感じています。またその知識、経験は一般道での安全にもつながると感じています。スクールは定期的に開催していますので、興味のある方はぜひご来店ください。ご参加のみなさま、ありがとうございました。