これまで沢山のお車のセッティングをさせて頂きました。土地柄もあるのでしょうが、不調をきたして、困り果てて駆け込み寺の様な感じでツァオバークラフトを頼ってご依頼頂いた方が多かったと感じています。その様なお車の殆ど全部と言っていい車両がコンピューターのデーターだけの問題で不具合をかかえているのではなく、ハードの部分、部品の取り付けと調整、センサーの校正（0点調整の様な物）が原因となっています。その様なお車の場合ハードの手直しからの作業となりますが、一度取り付けられている物を取り外して取付けしなおしたり、調整しなおしたりとなると、何もない状態から取付けするよりも余分に時間と手間がかかります。そしてその様な作業を目の当たりにされたお客様の多くが始めからツァオバークラフトに依頼をしておけば良かったと有り難い事を言われます。もちろん部品の選定、購入をツァオバークラフトでして頂いたお客様のお車には取り付けの際に秘密のスパイスを効かせたうえで、調整を行いながら取付けをさせて頂いています。セッティングと言うとコンピューターだけに目が行きがちですが、コンピューターには不具合の有るハードを直す力はありませんし、センサーの調整、校正がされているのか、いないのかなんて事は分かりません。結論はシッカリしたハードがありその上にソフトであるコンピュータのセッティングが成り立っていますし、しっかりしたハードがあるとより良いデータが生きてくることになります。またダイナパックを導入したことで、今まで見えていなかった部分がグラフとして視覚的にとらえる事が出来る様になったことで、セッティングの精度がより良くなっています。ただあまりにもダイナパックの表示する数値にだけ拘りすぎると、そこに表示されていないフィーリングの様な物がおろそかになる事も実感しています。ダイナパックを駆使し、これまでは気付かなかった部分を補いながらも、ダイナパックには表示されないフィーリングも大切にしながら、これまで以上によりよいセッティングを目指して、お仕事させて頂きます。