ZK通信

マツダ ロードスター NA6CE HKS Vプロ 取り付け セッティング

マツダ ロードスター NA6CE にHKS F-CONVProを取付しました

NA6CE用のFコンハーネスは設定がありませんので、いつもの様にまずはハーネス作成

いつも思いますがレポート報告だと、一瞬で完成している様に見えますが、何日もかかって作成しています

ハーネス作成の際に心が折れて集中力が続かなくなったら、とりあえずエンジンが始動できるであろうデータの作成を並行して行います

取り付けの車両は4スロやハイカムが入っていて、NBロードスター用のインジェクターへ変更されている車両になりますので、その辺も勘案してデータ作成。NA6CEでVプロを取付する際はリニアに開度を出力できるAT用のスロットルポジションセンサーが必要なのですが、この車両は4スロ取付と同時にリニアセンサーの取付もされていましたので、スロットルポジションセンサーはそのまま使用

ハーネス作成後はエンジンルームにVプロ専用の圧力センサーや吸気温度センサーを追加

その後作成したハーネスを車両に取付し

Vプロへデータを書き込んで

クルマと接続

エンジン始動し、信号がきているか、その他問題がないか色々とチェック

問題がなさそうなので、ハーネスの取り回しなど体裁を整えます

その後はVプロが出力している点火時期と実際の点火時期を同期させて

センサー等の調整後変更してほしくない部分には調整済みの意味も込めて封印テープを張らせていただいています

調整が終わり、問題も無さそうですので、ダイナパックへ設置

いつもの様に何度もいい所を探りながらエンジンを回しますが、ダイレクトにエンジンルームの熱気を吸う関係で、連続で回すと吸気温度があがり、データが良いのか、吸気温度上昇で結果が出ないのかの見極めが難しく、連続で回すことをあきらめ、回しては冷やす、また回してはデータ変更をするを繰り返しました

ダイナパック上でのデータ作成後は実走で少し手直しをして、無事納車となりました。納車の際に試乗に行かれたお客様はアクセルを少し踏んだところのドライバビリティーがよくなっている。表現が正しいかわからないけれど純正のサージタンクがついている車両の様になりました。扱いやすいですと高評価をいただきました。実は4スロをつけてから少ししかアクセルを踏んでいない所が乗りにくかったんですともお話し頂きました。またご夫婦でお車引き取りに来られ、奥様のお車で、ご結婚前に購入され思い入れのあるとても大切な車なんです。車と一緒に結婚したんです。とお話し頂きました。帰り際にずっといい状態でとっておきたいんです。とお話になられたのも印象深いでした。

4スロの付いたロードスター、4500回転くらいからホンダのVTECのカムが切り替わったような音がして、ダイナパック回していてとっても気持ちよかったです。パワーのカーブもその近辺で跳ね上がるのもまた感動でした。

とても大切なお車の作業依頼、本当にありがとうございました。またいつでも遊びにいらしてください。

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