ZK通信

マツナガリッチバーン(jr.も) オートポリス ゴールドカップ レース 参戦記

2022年9月11日(日)

オートポリス ゴールドカップレースに 2人のお客様 松永先輩 と 松永jr.(ジュニア)が 参戦しましたので オートポリスへ応援に行ってきました

ここで問題が…   公式戦2回目の松永jr.   ドライバー名をマツナガリッチバーンjrと登録。 A級ライセンスと同じ名前(普通は本名)で登録するルールなのですが、そのまま受理され公式プログラムにもマツナガリッチバーンjrと記載されます。

マツナガリッチバーンとは松永先輩が大学生の時にボロボロの調子が悪く燃費の悪い車に乗っていて、その当時リーンバーンと言う少燃費の新型エンジン説明等でよく聞く言葉をもじった事に由来します。松永先輩は走行会などに参加する際マツナガリッチバーンの名前を使用し、ツイッター等でマツナガリッチバーンを名乗っています。そんな松永先輩に憧れている松永jr. 公式戦でマツナガリッチバーンjrと名乗る暴挙にでます。 色々な所からお叱りがあった様ですが、公式戦2回目と言う事やプログラムが作られている等の理由で今回は注意ですんだみたいですが、前日の報告で少し凹んでいる様子でした

がんばって早起きして着いたオートポリスは、とてもいい天気、気温もですが路面温度がかなり上がりそうだなと感じた朝でした

凹んでいるかと思ったjr.とお話して、思っていたより元気そうで安心

松永先輩は淡々と準備をこなし、予選に備えます

松永先輩の時間割はこんな感じ

監督のMr.Kより走行前にアドバイスもらう松永先輩

ヘルメット、ハンスを装着し車両に乗り込みます

痛い痛いと声が出るくらいしっかりシートベルトを締めてもらって

監督Mr.Kと最後の打ち合わせをして

予選の時間になったので、コースイン

みんなで先輩の健闘を祈ります

ストレートを通り過ぎる先輩  公式戦2回目とは思えないくらい落ちつていて危なげない感じです

予選時間残り約8分 松永先輩ピットイン、 車両の感触を監督、メカニックに伝え、再度コースイン

車両の感触をしっかりと覚え込みます

予選タイム 2分29秒957 総合4位 クラス3位で予選終了

松永先輩の予選を見届けた松永jr.は自分の走行の準備はしているのでしょうが、お叱りを受けた空元気なのか分かりませんが、緊張感が全く感じられず、ニコニコしながらマジック持って来て クルマにサインして下さい!って言われ、冗談かと思っていたら、本気だったみたいで

みんなでサイン

そんな事してるから? 時間が無くなって、お母様に見守られながら、バタバタしながらヘルメットを被って

松永先輩とは対照的な松永Jr.  慌てて車両に乗り込みます

予選を終えた 松永先輩も お前大丈夫かよ?って感じで そっと後ろから見守ります

松永jr.の お母様はそんな息子が心配でたまりません。 何も言わずオートポリスまでついて来てくださって、色々と陰ながらサポート頂いているお母様はありがたい存在だなって感じながら

予選の時間になり コースイン

松永jr. あれ?って思うくらい、いつもの様なタイムが出ません。

前日からのお叱りや、バタバタ準備した事が響いているのか? はたまたそんな行いを神様はしっかり見ていたという事なのか?

その頃 jr.は

盛大に スピン、コースアウトしてました((+_+))    壁に当たらなくてよかった

そんなスピンにもめげず、アタックした結果

予選タイム 2分17秒403 総合6位 クラス3位で予選終了

と、ここで おかしな?事がおきます。 レースの模様を場内とユーチューブで放送している実況のアナウンサーに マツナガリッチバーンjr.が取り上げられ、2回目の公式戦で好タイムを出し、ジュニアやるじゃん!!と マツナガリッチバーンjr.が連呼されます。 (当日のオートポリスユーチューブを貼っておきますので見てください)

そこから実況は マツナガリッチバーンにあやかって マツナガリッチバーンjr.と名前をつけたらしいです。 マツナガリッチバーンって方がいるんですね? から始まり、どんな方なんでしょうね? と話が進んでいきます。

そんな場内実況を苦笑いを浮かべながら聞いている 松永先輩

場内放送がそんな事になっているとはつゆ知らず、タイムが出てホッとしながらピットに帰ってくる松永jr.

場内の実況には ビッツクラスで出ている219号車の松永幸樹選手が マツナガリッチバーン本人であるとすぐ情報が入ります。 あまりの情報の早さに驚き。

予選が終わった松永先輩は疲れが出たみたいで、眠いと言ってお昼寝

お昼寝をしていたら場内放送のアナウンサーがマツナガリッチバーンの取材に来られ、jr.との関係や名前の由来など色々とたずねられます

取材を一通りうけて一息ついたところで、松永先輩の決勝の時間が近づいてきて、出走の準備を始めます

楽しそうにお話しながらシートベルトを締めてもらって

松永jr.に さっき取材きたよって報告をしつつ

決勝へ向け グリッドへ 向かいます

グリッド上では マツナガリッチバーンの話題で場内放送が盛り上がり、 先程取材させてもらいました! ベテランと言うか結構お年を召している方かと思っていたら、メチャメチャ若い方でした、20代?なんてやり取りがあり、監督Mr.Kのまだ上のやり取りが場内アナウンサーと行われます

そんな楽しい時間を過ごしていると あっという間に決勝の時間

関係者グリッド退出 フォーメーションラップ

グリーンフラッグが振られ

9周のレース スタート

松永先輩 スタートが決まり 一つ順位を上げます。 実況もいつの間にか マツナガリッチバーンになります(^^)

松永先輩 抜かれない様に頑張りますが….

スリップに入られ

スタートで上げた順位を落としてしまいます

その後も 頑張って走りますが、 タイヤがきついのか タイムも上がらず、 順位を維持するのが精一杯の感じ

先輩に順位を上げてもらえるように、ピットからは応援のサインボードを出します

サインを見た先輩ペースを上げようとしますが 順位は変わらず 総合4位 クラス3位でゴール

レース終了後 頑張りを たくさんの方に祝福され

表彰もされました

レース後 チームのみなさんに 今日の感想、次への課題などを伝え

jr.にセクシーショットを公開して 松永先輩のレースは終了しました

次は 松永jr.こと マツナガリッチバーンjr のレースなのですが、なんだか のほほ~んとしてます

時間になり グリッドに整列

グリッド上ではjr.がゼッケン293番を決めるきっかけになった86レース プロクラスに293番で出場し、昨年スーパーFJで日本チャンピオンになった岡本大地選手が横に乗ってくれて おおはしゃぎ

憧れの選手に応援をもらってjr.のテンションもあがります

そんなJr.を心配そうに最後まで見守る松永先輩

関係者グリッド退出 1人になったJr.は戦闘モードへ フォーメーションラップ中 実況はマツナガリッチバーンjrで持ち切り

全車整列 10周のレース スタート Jr.は無事1コーナーを曲がります

3周目 Jr.1台パスし5位 実況もマツナガリッチバーンJr前に出たと盛り上がります

その後 3位4位争いをしていた車両が少し膨らんだすきをついて

なんと Jr.が前に出て 4位  リッチバーンJrこれはすげーぞ、台風の目になりそうだ! と実況が入ります

その後 何度も 抜きつ抜かれつを繰り返す 激しい 4位争いとなります

路面温度も高く 周回を重ね、どの車両もタイヤが滑り出し、車両コントロールが厳しくなってきます

そんな状況に 一度かわした車両に再び前に行かれるを繰り返したJr. だんだんと冷静さがなくなってきたように感じます。 相手はオートポリスを熟知しているベテラン、経験が違います

5周目 結果をあせったJr. 第一ヘアピン飛び込みで4位争いをしていた前の車両と接触。 幸い両車両ともコース上にとどまりレースを継続。 この接触に対し松永Jr.に警告の黒白旗が出されます

そんな感じで 激しいバトルをしながらなんとか4位を走行。 実況ではマツナガリッチバーンJrの名前が何度も叫ばれます

その後もファイナルラップまで何度も抜きつ抜かれつの4位争いが繰り返されます

ゴールの瞬間は自分の目で見ようとピットから駆け出しストレートでJr.を待ちます。接触はあったけど、黒白旗出たけど頑張ったね4位だと思いながら、ゴールで手を振ると  あれ? Jr.3位でゴール

なんとJr.最後の最後で3位の車両も抜いてました

もちろん場内実況では まさかのマツナガリッチバーン!! と 叫ばれたのでした

レース後 痛々しい姿の86

その横には 3位だけど素直に喜べないです、と言いながら目に涙をうかべ、ヘルメットを取る事の出来ないJr.の姿がありました

たくさんの方にアドバイス、激励をいただいて少し落ち着いた Jr.

表彰式では 少しだけ いい顔してた気がします

表彰式の後 激しいバトルをして接触したドライバーの方にお詫びをするJrの姿

痛々しい86を見ながら お母様に ここ曲がっちゃいましたね… と寂しそうに言われました

 

今回のゴールドカップレースは 松永Jr.の若さがいい結果を招く反面、若さゆえの未熟さも露呈したレースとなりました。 

若いからこそ、無知だからこそマツナガリッチバーンJrと言うドライバー名でエントリーし、お叱りを受け、でもそこがおもしろいと感じた方達が多数いたのも事実で、そんな若さを優しい目で見てくれた周りの大人たちにも感謝かなと感じます。また前回の異音の時もそうでしたが今回の接触に関しても審判員はよく見ていると感じました。店に帰ってきてからJr.の車載を見ましたが、ペナルティーでなく警告だったのは優しさだったかなと感じます。Jr.が一番分かっているでしょうが、未熟さゆえのミスだったと思います。接触した方には申し訳ないですが、いい教えを頂いたのかなとも感じています。jr.には同じ失敗をしない様にバシッとして欲しいなと感じます。ただレースが終わった後、Jr.の周りには僕の知らないたくさんの優しい言葉をかけてくださる方がいて、お金ないのにオートポリスに通って、たくさん走って、知らない間にいい人たちにかわいがってもらっているんだな、Jr.がしっかり自分でこの関係をつくっているんだなとも感じました。

 

松永先輩に関しては、いい意味で年をとったのかな?って感じました。すべての行動が冷静で計算されていて……。 でも正直、一頃の松永先輩はもっとあつかった気がします。歳をとったと言われればそれまでですが、もっとギラギラしていて欲しいなと感じたのも事実です。 そんな自分の心の動き?変化を松永先輩自身も感じているのではないかと思います。

ただ、そうは言っても2人の松永さんはA級ライセンスを取得し、公式戦に2回も出場していて、僕はそんな事した事ないので、言うは易しで僕ごときがえらそうな事言える立場ではありません。

実際レースに出るとなると見えない部分の苦労は計り知れないと感じます。

そんなお客様にしたわれている僕は幸せだなと感じながら、オートポリスをあとにしました。 これからも多くの方に2人の松永さんを応援して頂きたいなと思います。

ところで、次回11月も マツナガリッチバーンでエントリーは許される?

その答えは、みなさん11月のゴールドカップレース オートポリスへ足を運んで、ご自分の目で確認してください。


今回 車両が走行している カッコいい写真は 2人の松永さんのお知り合いの masahiroさんより提供頂いています。  ツイッターにカッコいい写真がたくさんありますのでみなさん見てください。

https://twitter.com/8914masahiro

ご提供ありがとうございました。

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