ZK通信

ニスモ アテーサE-TS油圧ユニット BNR32GT-R

32のGT-Rに乗っていて普段ディーラーで整備をしてもらっているのですが、アテーサ―のポンプからオイルが漏れていると指摘をされたのですが、ディーラーでは修理が出来ないと言われ、ニスモだと修理できるときいて、ニスモのホームページを見たらそちらの名前が載っているのですが、修理できるのでしょうか?とのお電話がご来店のきっかけでした。大丈夫ですよとお伝えし、ご来店いただく事になりました。 お電話もらった時はオイルが少しにじんでいるくらいかなと思っていましたが、お車を確認すると、ポンプの部分から結構な感じでポタポタとオイル漏れしていました。お話し伺うと、トランクにあるE-TSタンクのオイルが数日でなくなると、作動油のオイル缶を車に積み込み継ぎ足して走っているとの事。さすがにここまで漏れていると走行に支障がありますので修理させていただく事になり、お車お預かりさせて頂きました

ご来店頂いたのはとっても若い、好青年。 高校生の時にイニシャルDのゲームで32のGT-Rを知ってカッコいいと思っていて、就職してやっと購入しましたとお話ししてくれました。最近はグランツーリスモなどのバーチャル出身のレーサーも居ますので、ゲームでクルマを知って憧れ、実車を購入という流れも納得です

お車お預かり後早速リアデフの上にあるアテーサE-TSユニットを取り外します

オイルまみれになったユニットを

お客様にサインを頂いた確認書と一緒に

ニスモへ送ります

待つこと約4か月(^_^;)

 

ピカピカになったユニット(外だけでなく中身もピカピカ)がニスモより返ってきました。ニスモの修理がよい所は修理後 試験機で実際にオイルに圧をかけ漏れ、動作のチェックがされている点にあります

取り外していたステーなどを元に戻し

車両へ戻します

デフも元に戻し

E-TSオイルを入れて

デフオイルも入れて

E-TSオイルのエア抜きをして

作業終了となりました。 修理をしたので当たり前なのかもしれませんが、エア抜きの際に感じたのですがアテーサのモーターってこんなに静かだったかな?って思いました。 新しい冷蔵庫やエアコンなどの家電製品も新しい物は静かな様にニスモで現物修理を行ったアテーサのユニットは作動音がとっても静かです。 製造から最低でも20年以上経っている車両ですし、そんな車しか診ていないから僕の感覚も麻痺して音が大きくてもそれが普通と感じていたのかも知れません。ニスモのE-TSユニット修理、現在とてもたくさんの台数の依頼がきていて、時間がかかりますが、こうして静かな作動音をきくと満足度は高いです。

若いお客様には、オイル漏れもなくなりましたし、憧れていたGT-Rで一緒にスクールやサーキット等走って、GT-Rの本当の姿を感じて頂ければと思います。ご依頼ありがとうございました

 

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