ZK通信

第9回 ツァオバークラフト プチ贅沢 走行会 in オートポリス

2024年4月13日(土)

第9回目となる「気心知れた仲間だけでオートポリス本コースを貸しきって走りたい」という主旨のオートポリスプチ贅沢走行会を行いました

参加台数は14台

いつもの様に走行前にテーピング、計測器などを取付し車両の準備

その後参加者全員集まってミーティング。少人数の走行会ですが、それなりにスピードが出ますのでオートポリスさんより注意事項などの説明。また新規に設置されたデジタルフラッグの説明がありました。今回は初参加の方は居ませんでしたので、短めのミーティング

みんなが集まったタイミングでN中さんに手伝っていただいて、見舞金を集金

ミーティングが早めに終わりましたので、ゆっくりと時間を待ち、コースインの為にセーフティーカーの後ろに整列

慣熟走行の為にピットロードに整列、シグナルグリーンを待ちます

シグナルグリーンでコースイン。慣熟走行中は本当は追い越し禁止なのですが、セーフティーカーにカメラマンが載っている関係で、みなさんの車を大きく写真に写してもらえるように、先頭を交代しながら、慣熟走行を行います

今回は最終コーナーに車を並べて

集合写真。みなさんいい顔しています

ピットに戻って、同乗者には降りていただいて、ヘルメットやグローブ等の安全装備が準備出来た方からフリー走行開始

みなさん勢いよくコースイン

その頃僕は走行前に説明のあったデジタルフラッグ見やすいし、F1みたいでかっこいいって思いながら、走行初心者のお客様を先導

34と35に結構な速度差で抜かれ、2台とも気持ちよさそうって感じながら

タイムを知ってるから当たり前なのですが松永先輩速くなったなぁって感じで、抜かれるのも凄く爽快に感じていると

赤旗を確認・・・・ 誰?と心配になります

ピットにかえってくると、いつもは穏やかなオートポリスのT上さんが険しい顔でコントロールタワーに向かって走っていく姿が見え、瞬間的に誰かが怪我をした、やばいんだ・・・と感じます

そのままピットロードを奥に進むとレスキューに囲まれ、消火器を準備されてボンネットから煙を上げている車両を確認。レスキューの方に赤旗の原因はこれですか?とたずねると、そうこれ。オイル撒いちゃってと言われ、怪我でないことがわかって、本当にホッとして気が抜けました。エンジンブローでした。オーナーさんはカラ元気なのでしょうがニコニコしていました。仕方ありません、形ある物は必ずいつか壊れます。本当に怪我でなくてよかった

ピットレーンに撒いてしまったオイルはみんなで清掃。パーツクリーナーやペーパータオルをみんなが持ち寄ります

コース上にオイルを撒いてしまった関係で、コース清掃に時間がかかり、そのまま走行終了かなと感じていましたが、オートポリスのスタッフの懸命で迅速な作業のおかげで、10数分の中断でフリー走行再開

その後はみなさん時間いっぱい走りました。

走行後は車の片付けやピットの清掃、タイム表を配ったりといつもの流れなのですが、今回は残念ながら1台帰れなくなられた方が出ましたので、車の搬送をどうするか? ご家族で見学にも来られていましたので(見学は大歓迎です)、ご家族が鹿児島まで帰る為の車両の手配など、考える事、その場で決断を迫られる場面があり、少してんてこ舞いでした。エンジンオイルを撒いてしまったお客様はオートポリスのコントロールタワーに呼び出し。とっても怖いオイル処理、コース清掃代を請求されます。エンジンが壊れてショックなお客様にやさしい言葉をかけたかったのですが、すぐ請求がありますので、事前に追い打ちをかけるようで悪いですが、たぶん思っている以上の金額の請求があるかと思いますと、現実をお伝えし、噓でしょ? ホントね? 参ったなぁと言うやり取りがあり。少し落ち込むお客様。車両の配送の手配をあちこちに電話をかけどうやって帰るか考えていると、スッと松永先輩がやって来て、僕が運びますよ。坂上さんの店でいいんですよね?とお願いもしていないのに、とっても有り難い申し出。お客様も始めは遠慮していましたが、電話をかけまくって積載車を準備することが大変な事を理解して、お言葉に甘えることにしました。助けてもらったから言う訳ではないですが、本当に松永先輩かっこよかったです。自分も帰りたいだろうに、大切な愛車をオートポリスのゲートの外に置いて、他人の車を鹿児島まで運んで、また自分の車を取りにオートポリスに帰るんですから。車の搬送方法が決まりましたので、次はご家族をどうやって家まで帰ってもらうかを考えていると、いつも会計などで僕の事を本当に助けてくれている見学に来ていたI夫妻が乗せていくよ。とこれまた本当に有り難いお言葉。そんな頃にはオートポリスさんからのコース清掃代金も正式にお客様へ連絡があり、ZKさんの貸し切りの走行会ですからと、とても良心的な金額を提示いただきました

わざとオイルを撒いたわけではない、参加者全員がそれを理解し、助ける気持ちがあって頼んでもいないのに車やご家族を送ってくれて、車外に置いておくのはかわいそうですよ。ぴったりのシートカバー持ってますから、店に持っていきますよって言ってくれる方がいて、え、シートカバー持ってくるだけに往復3時間くらいかかるよ。悪いですよって話になったり、本当に僕の店のお客様はやさしい、暖かい人ばかりだな、こんな方たちに自分は支えられていると強く感じた1日でした。

いつの間にかお客様の間でお互いを思いやるやさしさの輪のようなものが広がっているのを感じることが出来た、とてもよい走行会でした。

松永先輩が家に帰りついたのは夜中だっただろうと思います。

ご参加いただいた方はもちろん、見学に来てくださった方、オートポリスのスタッフ方々、みなさんに感謝です。Kさん復活をみなさん待っていますので、復活した際には、またみんなで楽しい走行会をしましょう!!

みなさん本当にありがとうございました。

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