2024年10月13日（日）　熊本のHSR九州さんで貸切のドライビングスクールを行いました

いつもの様に自己紹介を含めオリエンテーションの後、軽く座学

今回は全員で13名、初参加の方は2名

時間割はこんな感じ

コースへ移動、車内の荷物はテントで降ろして頂いて、走行準備

初参加の方はいよいよ走行なんだとドキドキされているでしょうが

まずは正しいドライビングポジションの説明。いつも参加の方は何度も聞いている話ですが、やっぱり正しいポジションって大事なんだよねって感じさせられますし、初参加の方は今まで考えた事も無かったような事を知るいい機会でもあります。正しく座り、正しい姿勢でステアリング、アクセル、ブレーキの操作をする。コレ大事です

いよいよ走行開始。まずはしっかり止まる練習。目標のパイロンまで一定の速度で走行していき、目標のポイントで始めから最後までガツンとブレーキを踏んでもらいます。自分の車がどれくらいの距離で停止するのかを知ってもらいます。何度も参加して慣れている方は速度を上げて急制動を行っていただきます。コース脇で見ていると、やはり参加回数の浅い方は踏み始めがフワッとした感じで減速を躊躇されますし、最後までしっかり停止するように要求しますが、最後を諦めたように途中でブレーキを踏む事自体を辞めている方も見受けられました。もちろん数回練習してもらいますので、その都度インストラクターからアドバイスがあります。完璧とまではいきませんが、回数を重ねるごとに上達が見られますし、常連の方はしっかり止まる事が出来ています

次に急制動の発展バージョンで40キロで走行し、手前のパイロンを通過した際にランダムで奥の信号が青or黄or赤と点灯します。青なら右に回避して急停車、黄なら真っすぐ急停車、赤なら左に回避して急停車をしていただきます。ちなみに何色が点くかはランダム。操作をしているインストラクターにも何色が点くかはわかりません。回避の方向を間違ったり、先程出来ていた急停車が出来なくなります。一般的に人間は目で見て、脳で認識し操作が入るまでに1秒と言われています。時速40キロでは1秒で約11メートル、100キロでは約28メートル、200キロでは約56メートル車は走行します。これがいわゆる空走距離。平均的には若い方の方が反応時間は短いとは言われていますが、このメニューの面白い所は信号は左から右に青黄赤なのですが、回避の方向が信号の並び順と逆になっているので瞬時の判断に迷いが生じ、空走距離が増々長くなる部分。人間の無意識にある癖、心理みたいな物をついたメニューとなっています。楽しみながら悔しがりながら、人間の超えられない壁を感じながら、その間も車は走行している現実を再認識していただきます。この様に人間の反応の限界の事実を知ると、一般道で走行する際にどのくらいの時間的、距離的な余裕が必要なのか、サーキットで速度を上げて走る為にはどのくらい手前から操作を開始しなくていはいけないのかを知って感じていただきます

午前中はこれで終了、お天気も良かったのでお昼の前に集合写真を撮りました

教室へ移動しお昼ご飯＆お昼休憩

午後からはパイロンでコースを作って、午前中に練習した、ブレーキング、ハンドリングの応用走行。僕自身も走りましたので、写真は少な目

いつもの事ですが、休憩も自由にしてもらうのですが、いつの間にか殆どの方がバテテ休憩している状態になります

そんな殆ど誰も走っていないコースでインストラクターに先導してもらって、熱い走りをしていたFくん。まるでバトルをしている様でした。若いって素晴らしいですね。外から見ていても楽しかったです。

時間になったので、終了。お疲れさまでした

終了ミーティングの際にはコース脇で企画をして下さった、車庫入れの発展バージョン（腕試し）をタイム計測して行ったのですが、タイムの良かった方、センスが良かった方にHSRさんより景品を頂きました。思いがけないプレゼントに受賞された方は大喜びでした

ドライビングスクールも回を重ねるごとに、何度も参加されている方は確実にドライビングの腕が上がっているのを感じています。また初参加の方、回数の浅い方は気付きや新たな発見があったともお話しして頂きました。一般道での安全にもつながりますし、サーキット走行などのスポーツドライビングにも応用が利くこのスクールは主催している僕が言うのも変ですが、とってもいい機会だと感じています。参加されたことのない方は物凄くスピードを出すんじゃないか？と不安だったり、サーキット経験者ですと速度が遅くてつまらないのでは？と言った思いもあるかもしれませんが、一度参加してください。全くそんなことありません。初心者からサーキット経験のある方まで、安全で楽しみながら学べる本当に為になるスクールとなっています。また開催しますので、何度も参加されている方はもちろん、興味はあるけど心配だなと思われている方、少し勇気を出して参加していただければと思います。ご来店お待ちしています