ZK通信

鈴鹿サーキット 小山美姫選手 応援ツアー

2022年12月9日(金)~12月12日(月)

小山美姫選手とはご縁があり数年前からスクールの講師をして頂いて、間近で運転をみせて頂いたり診ていただいたりしています。その小山選手が本気で打ち込んでいるフォーミュラーで、本気で一生懸命に走っている姿を自分の眼でしっかり見たいと思っていました。オートポリスでは走っている姿を見ているはずなのですが、その時は小山選手とお話した事もなく漠然と見ていたと言うか、しっかり見ていなかったというか…

実は2年ほど前に数名のお客様とWシリーズの応援にイギリスへ行こうとチケットまで準備したのですが、コロナで全てキャンセルになり、小山選手が本気で走っている姿をしっかり自分の眼で見る事が出来ていませんでした

今年は小山選手が日本国内のレース(フォーミュラーリージョナル)に出場している事もあり、「みんなで応援に行きましょうよ!」というお客様からの提案があり、鈴鹿サーキットへ小山選手の応援に行くツアーを計画。せっかく鈴鹿へ行きますから、コロナの影響で仕事に大きな影響のあった観光バスの運転手の仕事をされているお客様に相談し、同じお金を使うなら、わずかですが力になれないか、そんな気持ちもありながら、「慣れないところで荷物を持って飛行機、電車、バスを乗り継いで、あっち行きこっち行きするのは大変ですよ、バスにしましょう」と言うお客様の声におされ、観光バスをドライバー指名で貸し切って人生初の鈴鹿サーキットへ小山選手の応援に行ってきました。ドライバーの方には負担になりますが、金曜の夜お店を出発して、土曜日の予選に間に合う様に、土曜日、日曜日の決勝を見て帰ってくる計画としました。金曜は普通に仕事をし、夕方からソワソワして待っていると、やってきました、貸し切りの観光バス。看板もいい感じです!

おやつも300円までならOK(バナナは含まない)との事で、しっかり準備して、お酒が飲める方はしっかり飲む準備をして、宴会スタート!

ではなく、出発。

メンバーは気心しれた仲間だし、バスは貸し切りだしで、臨機応変に予定は未定で9時ごろに鈴鹿サーキットに居るを目標に高速のサービスエリアに寄りながら夜ご飯、夜食。

夜も遅くなってくると1人2人と離脱して、みんな就寝、そんな間もバスは走り続け

気がつくと兵庫、トイレ休憩して、まだ眠いのでおやすみなさい

次に気がつくと、滋賀県

ここで朝ご飯。まだまだかかるのかと思っていると、あと1時間位ですよと言われ、寝ていたからか意外と近い?なんて思って、いつもは寝ている時間なのにお目々パッチリ。都会の高速道路はすげ〜なぁなんて感じていると

鈴鹿インター。 ある方の、「オートポリスしか知らないと、街の中にサーキットがあるって思いますよ!」の言葉通り街の中に遊園地と一緒にサーキットが有りました。遊園地に行くんじゃないよ、サーキットだよこれでいいの?って思いながら

入園券を買って中に入ると遊園地。 かと思って

遊園地内の歩道橋を渡ると

エンジンの甲高い音が聞こえてきて、TVや動画で見た事のある

鈴鹿のホームストレートがそこに有りました。

鈴鹿のストレートがバイクで押しがけしやすい様に下っているのはうっすら知っていましたが、想像より下ってますし、最終コーナーがホームストレートにかけてあんなに下っているのにも驚きました。車載を見ても、グランツーリスモで走ってもあんな高低差が有るとは感じていませんでした。百聞は一見にしかずとは正にこの事です

自分の眼で見る大切さの様な物を感じていると小山選手の出場しているフォーミュラーリージョナルが予選の時間になり、ピットから出て、コースイン。カーナンバー#8 小山選手も確認出来ました

ストレートを駆け抜けるリージョナルのマシン、小山選手、カッコいいなと思いながら、いいタイムが出る様に応援

予選の結果は3位

予選終了後、小山選手に会えないかと淡い期待をしながらピット裏へ移動。しばらく待っていると、小山選手とお話する事も出来、応援に来た事にビックリされながらも喜んで頂けて、決勝も楽しみにしてますとお伝えして、午後からの決勝をどこで見ようと考え、F1が1コーナをダウンフォースに物言わせて全開で曲がる事、箱はブレーキかけないと曲がれない事、その先に続くS字、次が逆バンクになる事、そんな知識はなぜか有るので、見たかったS字へ移動

S字に到着すると、最近足回り交換をさせて頂いた

ミニクーパージョンクーパーワークスがいい音させて走って行きました。S字カッコえーって思いながら、本当はツアー参加予定だったのに、諸事情で急遽キャンセルになったジョンクーパーワークスの持ち主に電話。カッコいいですと話すと今すぐ写真送れと言われ、写真を撮って送っていると

フォーミュラーリージョナル決勝の時間となりました。S字で見たリージョナル、箱のクルマはタイヤのスキール音が聞こえてましたが、フォーミュラーはタイヤがスリックだからなのか、ダウンフォースが大きいからなのか、箱とフォーミュラーの違いなのか分かりませんが、明らかに見た目で速いのにタイヤが鳴く事なくカッコ良く目の前を左右にヒラリヒラリとS字を駆け上がります

しばらく見ているとエンジン音の中にスキール音とも違うけど、聴いたことのないタイヤを押しつぶすような音が混じっているのに気付き、タイヤの音なんだ、スリックだから?ダウンフォースで押さえてるのを無理に曲げるから?なんか知らんけどあの音カッコいいと思ってリージョナルマシンが走る姿を見ていました

13周のレースですが、タイヤが減ったからなのだろうと思いますが、周回を重ねる毎にタイヤを押しつぶす音?が始めはコーナー途中からしていたのにコーナーの入り口の方に少しずつ移動しているのも興味深い点でした。それと同時に小山選手がどんな事をしているのか、どんなマシンに乗っているのか、直近で見せてもらったそんな気もしました。肝心のレースの結果はスタートから1つ順位を上げ2位。レース後半は1位のマシンに迫りましたが、抜くまでには至りませんでした。ただやっぱり小山選手、レース後半が速い、と言うか他の選手よりタイムの落ちが少ないと言うか、おそらくあの丁寧なステアリング操作がタイヤの持ちに影響しているのだろう、そう感じた1日目のレース観戦でした。

2日目(12月11日) 小山選手の出場するレースは午後からでしたので、午前中は鈴鹿サーキットを見て回りました

最終コーナー手前のシケイン

立体交差

ヘアピン

スプーン

バックストレート

130R

写真で振り返るとあっという間ですが

コースの下にトンネルがあって、あっちからこっちにとこんな階段を上ったり下りたりと、実際に歩いて見て回ると、普段運動をしていないのもありますが、ひざが笑う結果となりました。 おおよそ1周実際に見て回った感想ですが、ゲームで走ったり、車載では全く感じていませんでしたが、思っているより高低差があり、あちこち登ったり、下ったりしていると言うのが本当によく分かりました

そんな時間を過ごしていると、フォーミュラーリージョナル決勝の時間になり、フォーメーションラップ

前日の予選結果から小山選手は3番グリッドからスタート

後半いつも追い上げる小山選手を期待して応援

頑張って走りますが、マシンの調子が悪いのか、現実は厳しく差がひらいていき

3位のままのゴールとなりました

スタンドへ移動し表彰式

小山選手の事だから今日の結果納得してないんだろうなぁなんて思いながら。 そう思うからか何となく渋い顔しているように見え

その後 2022年 年間シリーズチャンピオンの小山選手の表彰式 チャンピオンおめでとう!!って心の中で叫んで レース観戦は終了

その後、お父さんのどうしても小山選手と写真が撮りたいと言う願いもあり、ピット裏で小山選手の出待ち

N中さんが身体を張って大活躍してくれて、小山選手とお話し出来ました

お父さん、表情硬くないですか?って思いながらも、願いがかなって小山選手と写真を撮って頂きました

坂上さんは写真撮らないんです?のN中さんとお父さんの声に、いいですか?と甘えて、1枚撮らせて頂きました。 シリーズチャンピオンのトロフィーも掲げて頂いてとってもいい写真が撮れました

レース終了後で疲れている所、忙しい中、こころよくフレームにおさまってくれた小山美姫選手に感謝です。 そんな優しさが小山選手だなと感じながら初めての鈴鹿を後にしました

実は1日コースを歩き回って、足がとっても痛くて、もう無理って感じだったのですが、カッコいい貸し切りバスが入り口の真ん前の駐車場に止まっていて、これに乗れば店まで帰れる。と思った時は、バスで来てよかったって本当に思いました

帰りのバスの中では、みんな本気で寝てました

みんなが寝ている中、安全に鈴鹿から鹿児島まで夜通し運転して頂いたドライバーさんと写真も撮りました


今回のツアーを実行した事で数年前から願っていた小山美姫選手の一生懸命走っている姿をしっかり見る事が出来ました。

出不精で面倒くさがりの僕は小山選手と知り合う事が無ければ、おそらく鈴鹿サーキットに行くことはなかっただろうと思います。 

そして観光バスを貸し切る?って考えていた時は正直どうなるのだろう?と思っていましたが、結果は行ってよかったです。

初めての鈴鹿サーキット、本当に自分の眼で実際に見る事の大切さを思い知らされました。参加して頂いたお客様もまた行きたいと言っていますし、またこんなツアーが出来るといいなと本当に思いました。

楽しい時間をありがとうございました、そして、ご参加いただいたみなさま本当にありがとうございました。

ページ上部へ戻る